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産後のヘアスタイル

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髪の基礎知識

産後の抜け毛対策に!お手入れが簡単な髪型は?カットとパーマはどっちが楽?

2020年4月20日

産後のヘアスタイルってすごく悩みますよね。

赤ちゃんのお世話で忙しくなる毎日。

自分にかけられる時間がほとんどない。

産後とはいえ、ずっと家にこもっているわけにはいきません。

出産祝いで人が来る事が増えたり、お宮参りで写真を撮る機会があったりと、人前に出る機会はたくさんあります。

『少しでも、若々しくおしゃれでいたい!』

こんな想いでいる方は多いのではないでしょうか?

そんな私も2回の出産を経て、髪型にはたくさん悩みました。

日々、サロンワークをしていると「抜け毛が気になって・・・」「ドライヤーで乾かす時間がなくて・・・」と様々な悩みを抱えている産後のママたちがたくさん来店します。

この記事では、私の体験談とお客様を通して得た『産後のお手入れが楽な髪型』についてまとめました♪

 

 

産後のお手入れが楽な髪型のポイントをご紹介します!

産後のママにおすすめのお手入れ楽ちんな髪型には、ちょっとしたポイントがあります。

ただ、短ければいい!縛れればいい!というわけではないんです。

ロングでもショートでも、楽なポイントがあります。

髪型を選ぶ際は、こんなところに気をつけていきましょう♪

 

授乳やオムツ替え、新生児のお世話の邪魔にならない

オムツ交換

頻繁な授乳に、頻繁なオムツ交換。

産後は、下を向いて何かをするという回数が増えます。

耳にかけたり、クリップで止められる長さであれば邪魔にはならないですよね。

たとえロングでも縛った毛先が長すぎたら、下を向いた時に邪魔になってしまいます。

チェックポイントその1

・下を向いた時に視界を遮らない&赤ちゃんにかからない

・耳にかけられる

・顔周りの髪の毛をクリップなどでとめられる

・縛った毛先が、前の方に落ちてこないかどうか

 

特に髪の毛が硬い人は毛先が当たるとチクチクして不愉快になります。

知らず知らずのうちに、赤ちゃんの顔は髪の毛があたっていた!なんて事はよくあります。

新生児の赤ちゃんの肌はとても敏感です。

ちょっとあたったぐらいで傷つく事はありませんが、不愉快で泣いてしまう!という赤ちゃんもいるかもしれません。

 

頻繁に美容室に行かなくても良い

ヘアカット

 

産後はなかなか美容室にはいけませよね。

新生児を美容室につれて行けませんし、たとえ首が座り始めたとしても赤ちゃんと一緒に美容室に行くのは大変です。

パパや祖父母に見ててもらうといっても授乳のタイミングや赤ちゃんのご機嫌など事前準備がたくさんあります。

産後は行きたい時に行けないのが最大の悩みですよね。

少し伸びただけで形が崩れやすくなる、ショートカットや明るいヘアカラーなどは産後の髪型には不向きといえるでしょう。

 

チェックポイントその2

・数ヶ月放置しても、形が崩れにくい

・そのまま伸ばし続けてもおかしくない

・カラーの場合は、伸びてきた根本が気になりにくい

1つ補足しておくと美容室としては、赤ちゃん連れで来店されることや、赤ちゃんが泣いてしまう事は全然迷惑ではありません!

ただ、『シャンプーのタイミングで泣き始めてしまう』『抱っこしてても暴れてしまう』など赤ちゃんのご機嫌は予測が難しいですよね!

私も産後8ヶ月くらいで美容室に行きましたが、案の定シャンプーのタイミングで泣き始めてしまいました。

ささっとすすぎ程度にしてもらい、ドライヤーもままならないまま帰宅したのを覚えています。

ママ美容師が在籍しているサロンもあり、暇な時は抱っこしてあやしてくれたりしますが、毎回対応できないこともあります。

同じママとして、美容室にいる間は少しでもリフレッシュしてほしい!なんて思うんですが、なかなか難しいのが現状で心苦しいです。

美容室に迷惑がかかる < ママが申し訳ない、肩身の狭い思いをしてしまう

というのが産後の美容室が遠のく原因になってしまっているのかなっておもいます。

 

サッとまとめられる

髪を結ぶ

急にさっとまとめないといけない時ってありますよね。

ただでさえ赤ちゃんのお世話で時間も手間もかかります。

そんな中メイクや髪型までなかなか手がまわないのが産後ママの現状です。

美容室に来るお客様でギリギリ結べる長さをオーダーされる方が多いのですが、ギリギリ結べるのよりもある程度余裕を持って結べるほうがアレンジのレパートリーが増えるんじゃないかなぁって思います。

私自身、産後間もない頃はただ髪の毛をキュッとしばるだけで、可愛くもなんともない、むしろちょっと老けて見えるなんてことがあり悩んでいた事もありました。

きゅっとしばるけれど、まとまりきらなかった髪の毛がポロポロ落ちてくる。

まさに疲れたお母さんの象徴のようになっていました。

チェックポイントその3

・しばれる長さにする時は、ポニーテールの時にゆるくほぐせる長さを残す

・顔周りのおくれ毛は、少なすぎると疲れた印象になるので一緒に整えて!

・表面にレイヤーを入れすぎるとまとめにくくなるのでほどほどに

 

ギリギリしばれる長さは、実は人によって違います。

髪の毛にハリがあり硬い人は、少し長めにしないと縛りにくいです。

猫っ毛で柔らかい人は、肩に着くくらいの長さでも軽々結ぶことができます♪

 

 

産後の抜け毛が目立ちにくい

産後の抜け毛がきになる

 

多くの人が悩まされる産後の抜け毛。

ただ、産後の抜け毛は、抜けてみないとどこが一番抜けるか分からないのも事実です。

自分自身やお客様と見ていると、特に気になっているのは分け目や生え際、前髪周辺の抜け毛が多いですね。

 

チェックポイントその4

・抜けた時のことを考えて、シースルーバングは避ける

・毛量が多い人でも減らしすぎないようにする
※重さがきになりやすい耳の後ろは、しっかり減らしてもOKです

 

産後の抜け毛が、3ヶ月ごろから始まり1年ほど続きます。

今、多くて大変でも減らしすぎてしまうと毛先がスカスカになってしまう!なんてことにもなりかねないので注意しましょう♪

 

ショートヘア・ロングヘアそれぞれのメリットとデメリットが知りたい!

 

産後の場合は上記であげたようなチェックポイントに沿って髪型を決めてあげるとお手入れが楽になりますよ!

ショートとロング、それぞれ好みの長さはあると思います。

メリットとデメリットについてまとめたので、参考にしてくださいね♪

 

ショートヘアのメリットとデメリット

ショートと聞くと「短くてとにかく楽!」というイメージがあるかもしれませんが、デメリットもあります。

また、向かない毛質の人もいるので、しっかりチェックしていってくださいね♪

 

デメリット

・2ヶ月程度で形が崩れやすい

・くせ毛の人は、寝癖がつきやすいので朝の手入れが大変になる

 

 

メリット

・シャンプーやドライヤーが楽

・日々の生活や赤ちゃんのお世話で邪魔にならない

 

こんな人は要注意

  • 髪が硬くて、広がりやすい人
  • 髪が柔らかくて、寝癖が付きやすい人
  • 頭の形が絶壁の人は後頭部が潰れやすくなる
  • くせ毛の人は、梅雨時期は注意!!

 

 

湿気で広がったり、うねったりしやすい人は何をしてもまとまりが悪くなります。

くせ毛の人は梅雨時期は避けたい髪型ですね!

 

ロングヘアのメリットとデメリット

ロングヘアは、何かあれば結べばいいから楽!ですよね。

長いからこそのデメリットやメリットがあります。

ロングヘアは向かない毛質などはありませんが、注意してほしいことがあります!

デメリット・メリットと共にまとめたので合わせてチェックしてください♪

 

デメリット

・シャンプーやドライヤーが大変

・手入れが行き届きにくいので、バサバサになりやすい

・抜け落ちた毛が目立つので、たくさん抜けたように感じる

 

メリット

・形が崩れにくいので、数ヶ月美容室に行かなくてもいい

・寝癖がついても結べるので、朝の手入れが楽

 

こんな事に注意してほしい

  • なかなか乾かなくて大変ですが、濡れたまま寝ると頭皮ニキビや臭いの原因に!
  • 寝てる時、襟足が摩擦で切れやすくなる

 

産後じゃなくても、襟足が摩擦で切れちゃう事もあります。

産後は特にパサつきやすく、髪が弱くなっているので更に切れやすくなります。

寝る時は、結んで寝る・ヘアオイルでコーティングするなど工夫が必要です!

 

 

前髪あり?なし?結局どっちがいいの?

同じ髪型でも前髪があるのとないのとでは、印象が大きく変わりますよね。

少し前までは重めの前髪が主流でしたが、最近ではシースルバングなど、眉毛が少し透けるくらいの薄めの前髪が流行っていますね。

シースルーバングにしてしまうと、前髪付近の抜け毛が始まったときに更に薄くなってしまいます。

いくら流行っているとはいえ、あまりにもスカスカすぎる前髪はバブリーな印象になってしまい、かえって老けて見えてしまうこともあるんです。

また、抜け毛が収まってきたあとは新しく生えてくるので今度はアホ毛に悩まされる事も!!

 

結論:産後は無理に前髪を作らない!元々前髪がある人は長めにして流すような前髪がベスト

 

前髪を作らなければ、抜け毛が始まっても目立ちにくいですし、アホ毛はオイルなどで抑えてしまえばそこまで気にならなくなります。

左右どちらかに流す前髪も、抜け毛がひどい場所に合わせて分け目を変えたり、アホ毛を隠したりできますよ♪

抜け毛をカバーするために前髪を重くする方もいますが、重くしすぎると元の軽さに戻す時に大変です!

重くするために切った部分が伸びるまでにかなりの時間がかかりますよ!

 

私の経験と美容師の目線から選ぶ!産後に楽な髪型ベスト3!

 

産後に楽な髪型を長さ別にご紹介します!

私自身が産後にした髪型や実際にお客様からの声をもとに選びました!

これから美容室に行く方、どんな髪型にしようか悩んでいる方、是非参考にしてください♪

【ショート】前髪なし!ミニレイヤーボブ

レイヤーボブと普通のボブは何が違うの?

と思った方もいると思うので簡単に説明します!

まずこちらのイラスト。

これはレイヤーが入っていないボブです。

表面に段がないので、全体的に丸い重さのあるボブですよね。

この形のボブはとてもかわいいんですが、表面がキレイに整っていないと逆にだらしない髪型に見えてしまうんです。

重さのあるボブは、毛先がちゃんと内側に入っているからこそ可愛いんです!

直毛でサラサラしている毛質に恵まれた方ならいいんですが、ほとんどの人がくせ毛や猫っ毛、硬毛など悩みをかかえています。

スタイリングをする時間がない産後は、あえて表面にすこしだけレイヤーを入れることでまとまりやすくなるんです♪

 

>>産後におすすめ!ミニボブ

 

【ミディアム】前髪なし!外ハネ肩すれすれロブ

 

ミディアムは長すぎず、短すぎず縛ることもできるので、かなり応用がききます!

多くの方が1番悩むのは『肩にあたってハネてしまう事』ですが、あえて外にハネさせるスタイルであればそこまで気になりませんよね!

中には外ハネに抵抗があったり、左右対称にハネてくれればいいんだけど・・・という方もいらっしゃいます。

 

理想は肩のラインにあたって、自然の外ハネになること。

産後は赤ちゃんのお世話に追われて、コテやアイロンなどする時間はとれないですよね。

肩スレスレか、鎖骨にかからない程度の長さが理想です。

こちらもスタイルもボブ同様、毛先に少しレイヤーが入っているのでキレイにまとまらなくても「なんだかおしゃれ」にみえるのでおすすめです♪

 

>>産後におすすめ!外ハネロブ

 

【ロング】鎖骨レイヤー

最後はロングです。

ロングといっても長すぎてしまうと、乾かすのに時間がかかったり、結んだ時に毛先が赤ちゃんにあたってしまう!なんて事があります。

ベストな長さは、鎖骨〜バストトップの間です。

こちらもあまりレイヤーを入れないようなつるんとしたスタイルは、毛先がまとまっていないと汚く見えてしまいます。

ロングの場合は、レイヤーを入れすぎてしまうと、古臭い印象になるので毛先にのみ入れるようにしましょう♪

画像検索結果を見てもらうとわかるんですが、外ハネだったり、内巻きだったり毛先の向きがバラバラなスタイルが多いです。

長さがある分どんな風になってもかわいいと思うので、ぜひ自分の理想なスタイルを見つけてくださいね♪

 

>>産後におすすめ!鎖骨レイヤー

 

 

【番外編】パーマスタイル

産後はブローしたりコテで巻いたりする時間の確保もなかなか難しいです!

そんな時間を短縮するために、パーマをかけたい!と思う人も多いハズ!

実際、産前産後にパーマで来店する方って多いんです。

そもそも、妊娠中や産後にパーマをかけてもいいのかなって思う人もいますよね?

色々な意見がありますが、基本的にはかけてもOKです!

ただ一つ注意点があります。

産後はホルモンバランスが崩れているので、皮膚が敏感になっています。

普段全然平気な人も、産後はパーマ液がしみたりすることもありますので、違和感がある時は無理しないようにしてくださいね♪

 

産後のパーマは、デジタルパーマ!一択!

 

パーマは大きく分けて2種類あります。

デジタルパーマとコールドパーマの2種類。

それぞれ特徴が全然違います。

ざっくり説明すると

・デジタルパーマ:乾かした時にカールがしっかりでる

・コールドパーマ:濡れている時カールがしっかりでる

 

パーマをかけた事がある方はわかるとおもいますが、コールドパーマはムースなどのスタイリング剤をつけないとぱさぱさになってしまいます。

デジタルパーマは、乾かしたときに1番カールがキレイに出るので乾いてしまえばその後のスタイリング剤は不要です!

夜ドライヤーができたらベストですが、なかなかできないことも多いと思います。

そんな時デジタルパーマなら、自然乾燥でも毛先をカールの方向にくるくるしながらまとめておくだけでもOKなんです♪

翌朝、クシでとかしゴムで結ぶだけで毛先のカールがいい感じになりますよ!

 

パーマスタイルは、ボブ以上鎖骨未満が一番楽!

ボブ以上と書いたのにはちゃんと理由があります。

ボブより短い長さだと、お出かけの時にスタイリングがしにくかったり、ちゃんと乾かさないとまとまりが悪くなる可能性があります。

スタイリングが楽なパーマは、頬骨より下から、ゆる〜くウェーブがかかっているスタイルです。

>>産後におすすめ!スタイリングが楽なパーマ

 

頬より下から毛先にかけてゆる〜くウェーブがかかっていると、1つに束ねただけでもおしゃれな感じに仕上がるのも、産後ママには嬉しいポイントですよね♪

スタイリングが楽なパーマを選ぼう!

 

デジタルパーマでも、コールドパーマでも、何もしなければバサバサのまとまりのないヘアスタイルになってしまいます。

ムースやオイルトリートメントを毛先に軽くつけるだけでセットが済むようなパーマがおすすめです!

コテで巻いたような外ハネやくせ毛風パーマは、ゆるすぎてスタイリングが難しいです

こんな感じのパーマは、基本的にスタイリングが難しいです。

>>スタイリングが難しいパーマスタイルはこれ!

スタイリング剤をつけても、パーマを再現しにくいですしコテで巻いたほうが可愛いし時短になる場合が多いです。

 

まとめ:産後に最適!お手入れ楽でおしゃれな髪型は?

 

産後の楽なヘアスタイルのチェックポイントは全部で4つありましたね。

もう1度おさらいしてみましょう!

産後の楽なヘアスタイル!チェックポイント4つ

  • 授乳やオムツ替えの時に邪魔にならない
  • 頻繁に美容室に行かなくてもいい
  • さっと縛ることができる
  • 抜け毛が気になりにくい

補足

・前髪は無理に作らなくてOK

・もし作る時は、重たくなりすぎないように気をつけて

・シースルーすぎる前髪はバブリー感がでてしまうので注意が必要

 

以上の4つのポイントを抑えている髪型がこちら!

>>産後におすすめ!ショート編

>>産後におすすめ!ミディアム編

>>産後におすすめ!ロング編

 

 

 

産後はとっても忙しくストレスがたまりますよね。

体の不調も、赤ちゃんの心配ごとも悩みが尽きないのが産後ママです。

産後の悩みの一つである「抜け毛」や「ダメージ」とうまく付き合っていきましょうね♪

 

\あまりにも抜け毛がひどい方はこちらもおすすめ/

 

  • この記事を書いた人

もいら

16年目スタイリスト。新しいヘアケア商品が大好きです! 実際に使ってみたヘアケア商品の感想をレビューしています。

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