
美容師としては、市販カラーは推奨していません。
なぜなら
ムラになる
薬剤が強い
ダメージにつながる
カラーチェンジしにくい
失敗した時に倍以上の時間とお金がかかる
でも
美容室に行けない人の気持ちもよくわかる。
今日は、そんな人のために、少しでも綺麗に染められるようにコツをお伝えしたいと思います。
塗り始めるのは体温が低いとこから
上の図の赤い印が付いているところは、体温が低いところ。
特に!おしゃれ染の時は
襟足から染める
そしてできたら
根元は最後に塗る!



泡タイプではなく、クリームタイプを使おう
手軽で使いやすい泡タイプ(ムースタイプ)とも呼ばれていますね。
このタイプは使いやすけれど、ちゃんとデメリットもある。
泡タイプのデメリット
クリームタイプよりも、薬が強い
薬が髪の毛についている状態で揉むこむとダメージが倍増する

薬の強さを表すPH(ペーハー)でわかりますよ
薬の強さの平均値
クリームタイプのPH:8
泡カラーのPH:9
ブリーチのPH:10
大体の平均値です。
お肌に優しいと言われている【弱酸性】は4.5~6です。

同じカラー剤でも泡の方がPHが高い。つまり傷みやすい。

泡に包まれてマイルドだからダメージが少なそうだけど。
泡に包まれてマイルドだからこそ、髪への密着の仕方が弱い

髪の毛をわけとるときは、縦に分けとろう
美容院でも髪の毛を染める時に、髪の毛を分けながら少しずつ塗っていますよね?
こんな風に横方向が主流です。
横に髪の毛を分けて塗っていくと、時間がかかります。
特に後ろは見えにくく、塗りづらいため【オススメは縦方向】
わけとる時は縦方向にわけとろう
時間短縮できるので、染まりムラが少ない
セルフカラーの注意点
カラー剤はしっかりとすすぎましょう


シャワーでどれだけカラー剤を流せるかで、髪への負担が変わってきます。
仮にまだ薬が残っている状態でシャンプーすると、
薬の成分を頭皮にもみ混んでいる事になってしまいます。
想像しただけでも頭皮に悪そうですよね。
放置時間は守りましょう!


染まりにくいのであれば、選ぶ薬が間違っています。
長い時間を置いても綺麗に染まるどころか痛んでしまいますよ。

美容院の場合は
薬の強弱
時間をかけて染まるように調合する
髪質や仕上がりの色に合わせて調整しています。
市販カラーではアッシュは綺麗に染まらない

カラーで大事なのは
メモ
何色の薬を使うのか
何色の髪の毛に、何色の薬を使うのか
これが大事。
例えば・・・
問題です
白い画用紙に、青い絵の具を塗る
赤い画用紙に、青い絵の具を塗る
綺麗な青色になるのはどちらでしょうか?


ここで問いたいのは「あなたの髪の毛は白ですか?」ということ。
注意ポイント
・白ではないのなら、綺麗にはアッシュにはならない。
・茶色でも、綺麗なアッシュにはならない。
・黒だったら、綺麗なアッシュどころかあんまり明るくならない。


自分でブリーチなどして、ムラになってしまうと倍以上のお金と時間がかかることもあります。
まとめ:市販カラーのコツ【おしゃれ染編】
市販カラーのコツ
- 体温の低いところから塗り始めよう
- 根元は一番最後に塗ろう
- 髪の毛は横ではなく、縦に分けよう
- 難しいカラーは美容院でやってもらおう
