出産が終わったら、なかなか美容室に行く暇はないですよね。
かといって妊娠中にカラーやパーマをしてもいいのかなって悩む方もたくさんいらっしゃいます。
実際検索してみると「妊娠中のカラーやパーマは胎児に影響がある!」なんて検索結果が出てくることもあります。
「経皮毒」なんて言葉もありますし、本当に大丈夫なのか心配になりますよね。
この記事では、私自身の経験とともに「妊娠中のカラーやパーマ」についてまとめました。
結論:妊娠中のカラーやパーマは胎児への影響はあるのか?
結論:胎児への影響は、科学的には立証されていません
胎児への影響というよりは、どちらかといえば母体への影響のほうが大きいです。
妊娠中の母体への影響
・妊娠中はホルモンの影響で皮膚が敏感になっているため、薬がしみやすい
・ニオイに敏感
・長時間座っている事がつらい
・シャンプー台で横になった時にお腹が圧迫されやすい
妊娠中は体調が安定しない事も多いですよね。
つわりが楽な日もあれば、辛い日もあります。
食べたもので左右される事も多いです。
ちなみに・・・・
私自身の話を少しさせてください。
私は現在14年目の美容師で、2児の母です。
産休は2回とっています。
予定日の1ヶ月前まで働いていました。
妊娠中に、薬を素手で触る時もありました。
子どもたちは、大きな障害やトラブルもなくすくすく育っています。
アレルギーは上の子が花粉症をもっていますが、美容室で働いていたせいではないと思っています。
アトピー性皮膚炎になりやすいなどいろいろな説がありますが、今現在科学的には立証されていないということです。
妊娠中のカラーやパーマの注意点!妊娠の時期別にポイントをまとめました。
妊娠期間は1年と長いです。
つわりの時期は人によってそれぞれ違いますが、初期と後期でも症状が違います。
初期・中期・後期にわけて、気をつけるポイントをまとめてみましたので、チェックしていってくださいね♪
妊娠初期
妊娠初期は、妊娠期間のなかで最もつわりに悩まされる時期です。
普段平気だったニオイや食べ物を突然受け付けなくなったりします。
『昨日は平気だったのに今日は辛い』なんてこともよくありますよね。
まだお腹の膨らみは目立ちませんが、人によっては4ヶ月頃からお腹が膨らみ始め、圧迫されトイレが近くなったりする事も。
妊娠中は体温があがる事が多いですが、妊娠初期ではさまざまな体調の変化があるので、熱が出た時のようなだるさを感じる方もいます。
妊娠初期の美容室!こんなところに気をつけたい
- 特にニオイに敏感になっているので、ニオイを遮断できるように分厚いタオルは必須!
- 好きな香りのものがあれば持っていくと気分が落ち着きやすい
- 体温が高くなっているので薬が過剰に反応し、しみたりする事もある
- もともと薬がしみやすい人は「妊娠中であること」「しみやすい事」を伝えましょう
『ニオイに敏感』と聞くと、薬のニオイが原因だと思いがちです。
実は、人のニオイや店内にこもっているいろんなニオイ、香水のニオイなども不快に感じる場合があります。
私は妊娠初期の頃、男性のニオイがとにかく苦手でした。
それまではなんとも思っていなかったニオイ、感じることがなかったニオイが突然不快なニオイになる事があります。
何が不快になるかわからないので、ぶ厚めのタオルは必須アイテムですよ♪
妊娠中期
妊娠中期は、つわりも収まって体調が安定する事も多いですよね。
反面、体の変化がでてくる時期です。
具体的には、お腹が大きくなり始めたり貧血の症状が出始めたりします。
体調的には落ち着いていますし後期ほどお腹もでていないので、カラーやパーマをするタイミングとしてはベストといえますね♪
妊娠中期の美容室!こんなところに気をつけたい
- おなかがおおきくなり始めるとトイレが近くなる!直前の水分補給は程々に!
- シャンプー台の角度によってはお腹が苦しくなることもある。「妊娠中」であることも伝えましょう
- 蕁麻疹に似た症状の「妊娠性痒疹」皮膚がさらに敏感になっています。違和感があればすぐに伝えて!
妊娠性痒疹は、私も悩まされました。
カラーやパーマの薬がしみる!ということはありませんでしたが、なんだかむずむずする!という違和感はありました。
妊娠中期は、人によってお腹の大きさが異なります。
出やすい人もいれば、あまり目立たない人も。
ホットペッパーからの予約であれば、備考欄に「妊娠中」と記載してもいいですね。
ひざ掛けやクッションを貸してもらえるところや、シャンプーの際に角度の確認をしてくれたりしますよ♪
お店によっては、薬を頭皮につけないようにギリギリから塗ってくれるお店もありますし、対応は様々です。
「こんな事もできますが、どうしますか?」と都度確認をとってくれるので、安心して来店できますよね!
妊娠後期
妊娠後期は、つわりが再発する人も多いです。
体調が安定している方も多いですが、お腹が大きくなってきて圧迫されて、さらにトイレが近くなったりしやすいので注意が必要です。
後期になるとお腹もかなり目立つので、予約の際に「妊娠中」である事を伝えなくても来店した時にわかりますね。
わざわざ伝える必要はないかとおもいますが、心配な方は伝えてもOKです♪
妊娠後期の美容室!こんなところに気をつけたい
- 母子手帳・保険証は必須!急な体調の変化にそなえて必ず持ち歩きましょう!
- 特に夏場は体が冷える事があります。お腹の面積が大きい分冷えやすいのでひざ掛けなどあると安心です
- できれば、カラーやパーマは別の日に!長時間座らなくてもいいように別々にやりましょう
- 家の近く、または産院の近くの美容室が安心!
- もしもの時すぐにお迎えに来てもらえるようパートナーがお休みの日が安心!
特に正産期は「いつ生まれてもいいよ〜」という時期です。
陣痛や破水など、もしもの時にそなえて『産院の近く』「パートナーにすぐ動けるようにしておいてもらう』「母子手帳・保険証は必須アイテム』ですよ♪
また、おなかで圧迫されて血液循環が滞ると仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)になりやすい人もいます。
美容室のシャンプー台は、さまざまな形があります。
完全に横になるタイプとやや座った状態のタイプ。
妊娠後期は、やや座ったタイプのシャンプー台が安心できますね♪
やや座ったタイプのシャンプー台の特徴として、美容師が後ろからシャンプーをするタイプが多いです。
最近では、こちらのタイプのシャンプー台が増えてきています。
いつも通ってる美容室はどんなタイプのシャンプー台ですか?
ホットペッパーなどで、店内の写真を確認するのもいいですね♪
まとめ:妊娠中のカラーやパーマは時期や体調に気をつけましょう♪
産後はなかなか美容室に行けなくなるので、妊娠中に行っておこう!と思う方が多いのではないでしょうか。
妊娠中も、どの時期に行くのかで注意するポイントが異なります。
全然つわりがない方や、出産の直前までつわりがあった!という方もいて、体調や症状も様々です。
また、つわりも「吐きつわり」「眠りつわり」「食べつわり」など人によって全然ちがいますよね。
自分のつわりのタイプにあわせて、対策できるアイテムを持参するとより安心できますよ♪
私の場合は、食べづわりだったので飴やガムなどすぐに口に入れられるものを常に携帯していました。
がっつりとした食べ物やニオイが強い食べ物は美容室では食べられない事が多いですが、手軽に口に入れられるものなら全然問題ありません!
妊娠中のカラーやパーマの注意点!
- 妊娠初期は、ニオイにかなり敏感でつわりの症状も重い事がおおい!ニオイ対策や気分転換できる工夫を♪
- 妊娠中期は、つわりが軽くなったからといって油断しないこと!お腹が目立たない人は「妊娠中」であることを伝えましょう!
- 妊娠後期は、もしもの時に備えて「母子手帳」「産院の近くの美容室」「パートナーに待機してもらう」のが安心ですよ!
1年という長い妊娠期間は、さまざまな事がおこります。
そんななかでも「おしゃれを楽しみたい!」と思う方も良いはず!
自分の体調に合わせて、無理の内容にマタニティーライフを満喫してくださいね♪